NTTドコモは11月4日、スマートフォン「Xperia SO-01B」のバージョンアップを11月10日に開始すると発表した。NTTドコモ社長の山田隆持氏は以前から記者会見の場でXperiaのバージョンアップを明言しており、Xperiaユーザーにとっては待望のバージョンアップとなる。
OSは、Android OS 1.6から2.1へとバージョンアップした。さらにHD動画への対応などエンタテインメント機能を強化。ダブルタップズームに対応し、ウェブ閲覧時のズーム操作性を向上するなど、全体的なユーザーインターフェースを改善している。ただし、マルチタッチには非対応だ。
注目の機能は、HD動画(1280×720ピクセル)への対応だ。写真や動画撮影時、自動で被写体にピントを合わせ続ける「コンティニュアスオートフォーカス」にも対応した。このほかに、ジオタグ取得の速度改善、起動時間の改善、EV値の設定エリアの操作性向上、セルフタイマー時のLED輝度の改善など、より使いやすくなっている。
Home画面は3ページから5ページへ拡大されたほか、1ページの配置を4列×4列(16アイコン)から4列×5列(20アイコン)に変更。より多くのアイコンを表示できるようになった。さらに、ページ全体を一覧表示できるサムネイル機能が追加されたほか、動きのある壁紙「Live Wallpaper」にも対応。また、アプリトレイのアイコンが進化し、画面下部のアイコンをタップするだけで、アイコンの一覧表示ができるようになった。
Xperia独自の「Mediascape」も進化し、写真のサムネイル表示の速度向上、写真閲覧時の写真の切り替えが左右にスライドして行えるようになった。また「Timescape」のフォーカスタイル(拡大表示したタイル)が進化。受信メールやSNSのコメントがタイル内にオートスクロールで表示され、Timescape内で内容が確認できるようになった。
このほかにも、電話帳へのショートカットキー機能の搭載、複数の電子メールアカウントを1つのリストで管理できるほか、Bluetooth 2.1への対応など、全体的に使い勝手を向上している。
なお、今回のバージョンアップは、PCと接続して行う。Xperia本体からのバージョンアップは行えない。バージョンアップの手順は、NTTドコモのウェブサイトに掲載されている。
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