KDDIは8月5日、頓智ドットが実施する第三者割当増資を引き受け、4億4800万円を出資したことを発表した。
頓智ドットは、拡張現実(AR)技術を用いた携帯端末用アプリケーションサービスの開発と販売を行う企業。代表的なARアプリケーションには、2009年9月にリリースした「セカイカメラ」などがある。KDDIと頓知ドットは2010年7月、KDDIおよびKDDI研究所が共同開発したARプラットフォーム「実空間透視ケータイ」とセカイカメラを連携させた、「セカイカメラZOOM」の提供を開始している。
KDDIは頓智ドット株式の保有比率を公開していないが、「50%は超えない。頓智ドットの経営に関与するような比率ではない」としている。頓智ドットは「今回の資本提携によって両社の協力関係を一層深め、AR事業によってお客さまの生活の利便性向上に貢献していく」とコメントした。今後両社は、セカイカメラの会員数の拡大を図っていくほか、KDDIの課金プラットフォームを利用したゲームの課金、広告事業などを進める予定だ。
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