KDDIと頓智ドットは3月30日、仮想現実(AR)技術を用いたサービスをauの携帯電話端末向けに共同で提供するべく、連携することで合意した。まずAndroid端末などで「セカイカメラ」を使えるようにする。
具体的には、KDDIが6月上旬に発売する予定のauのAndroid搭載スマートブック「IS01」向けに、ARアプリケーション「セカイカメラ」のAndroid版を世界で初めて提供する。au携帯電話向けには、セカイカメラの機能を楽しめるARアプリケーション「セカイカメラZOOM」を6月上旬からトライアルとして提供する。
Android向けのセカイカメラでは、緯度経度に紐付いたコンテンツであるエアタグと一緒に写真を撮影できる新機能「Air Shot」が搭載される。また、auオリジナルデザインのエアタグも搭載する。
また、Androidプラットフォームの独自機能である「App Widget」を活用し、セカイカメラのアプリケーションを起動しなくても、ホーム画面上で周辺のエアタグを参照できるとのことだ。
セカイカメラZOOMは、au携帯電話をかざした方向に存在するエアタグを、カメラのキャプチャ映像や擬似的な地平線といった実空間上に付加して閲覧できるARアプリケーション。KDDIおよびKDDI研究所が開発したARプラットフォーム「実空間透視ケータイ」のエンジンを使っている。BREW 4.0を搭載するau携帯電話であれば利用可能だ。特定のコンテンツプロバイダーが提供するエアタグだけを表示する、といったことも可能という。
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