オリックス自動車は2月17日、複数のユーザーで複数の自動車を共有する、いわゆるカーシェアリング向けのiPhoneアプリ「カーシェアリング iPhoneアプリ」を公開すると発表した。App Storeにて3月中旬より無料でダウンロードできる見通しだ。
カーシェアリング iPhoneアプリでは、カーシェアリングの予約確認や変更、取り消しなどを行える。また、iPhoneのGPS機能を使って最寄りのカーシェアリングステーションを検索したり、電子コンパス機能を使った拡張現実(AR)によりカーシェアリングステーションまで道案内したりできる。アプリは、MOVIDA JAPANの開発によるもので、カーシェアリング事業者としては初めての取り組みという。
主なターゲット層について、オリックス自動車取締役社長の三谷英司氏は、「iPhoneを日常的に使っている20代から30代の若者」としており、「車離れが進む、特に首都圏に住む若者に運転の楽しさを知って欲しい」とコメントしている。同社のカーシェアリング事業「プチレンタ」は2009年9月時点で、会員数は6500人。自動車の保有台数は330台にのぼるという。
オリックス自動車では3月末までに1000台の自動車を配備する予定だ。今後2年間で会員数1万人、2013年に5万人の獲得を目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス