NTTドコモは8月7日より、らくらくホンシリーズで初めて防水/防塵に対応した「らくらくホン6」の販売を開始する。防水機能はIPX5/IPX7等級、防塵機能はIP5X等級に対応している。
周囲が騒がしい環境でも相手の声が聞き取りやすい「スーパーはっきりボイス3」、自分の声を相手にはっきり伝える「スーパーダブルマイク」、片手で本体が開ける「オープンアシスト」機能などを備えたほか、メールや電話帳一覧に「拡大もじ」を採用した。
カラーは、シルバー、ネイビー、ラベンダー、レッドの4色。
今回は「泥が付いても洗い流せるからあんしん」がテーマだという。シニア層は、農林漁業に従事している率が高いほか、園芸など手が泥や水で汚れる趣味を持っている人が多い。また、ユーザーからも防水機能や健康管理機能などを求める声が多く寄せられており、その声に応えた機能を搭載したと説明した。
防水・防塵機能を備えながらも、らくらくホンの特徴となる使いやすいキーデザインやはっきりボイスなどを継承した裏側には、かなりの苦労があったという。富士通 代表取締役副社長の富田達夫氏は「らくらくホンの開発はちっとも楽じゃない。富士通の研究所が何年もかけて失敗や研究を重ねてお客様視点でモノを作ってきた結果できたもの。らくらくホンは富士通らしい商品」とアピールした。
らくらくホンシリーズは1999年9月の発売からまもなく10年になる。NTTドコモ 執行役員 プロダクト部長の永田清人氏は、「最初の売り上げ台数は伸び悩んでいたが、2009年3月に累計販売台数が1500万台を突破し、6月末現在で1587万台になる。らくらくホンは年間を通して販売商品のベスト10に必ずランクインする人気の製品」と説明した。
この背景には、イメージキャラクターとなっている、大竹しのぶ氏の貢献も大きいという。当初はシニア層向けとして持つのにためらいがある人もいたが、大竹しのぶ氏のCMにより抵抗なく持てる携帯電話になったと明かす。
会場には大竹しのぶ氏も駆けつけ、「最近は、周りで持っている人が増えたので売れているのは本当なんだ、と嬉しく思う」とコメント。「キッチンで濡れた手のまま使えたり、汚れても水で洗えたりするのは便利」とアピールした。
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