イー・モバイルは5月1日、第3.9世代移動通信システム「LTE(Long Term Evolution)」を導入するため、特定基地局開設計画の認定申請を総務省に提出した。
LTEは第3世代移動通信システム「W-CDMA」の高速データ通信規格「HSPA」をさらに進化させたもので、下り100Mbps以上、上り50Mbps以上の高速通信ができるように標準化が進められている。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルも国内での商用化を予定しており、イー・モバイルはこれまで、東京23区内でLTEの屋外実証実験をしてきた。
また、イー・モバイルはLTEの普及推進団体「LTE-SAE Trial Initiative(LSTI)」に加盟したことも明らかにしている。
LSTIは2007年5月に設立された団体で、LTEの性能評価や、機器の相互接続検証、フィールド試験など、LTEの商用化に向けた技術開発をしている。LSTIには国内外で30社以上の通信事業者やベンダーが加盟しており、日本の通信事業者ではほかにNTTドコモが加入している。
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