中国移動(China Mobile)はモバイルアプリケーション市場で独自の場所を確保しようとしている。
IDG News Serviceによると、世界最大の通信事業者であるChina Mobileは2009年後半に「Mobile Market」と呼ばれる独自のモバイルアプリケーションストアの開始を計画しているという。Mobile Marketは、企業および独立系開発者に対して開放される予定だが、その立ち上げ時に、China Mobileのネットワークで動作する携帯電話でどのOSまたはプラットフォーム技術が使用されるのかは明らかではない、と同報道では述べている。
China MobileのMobile Marketに関する計画は、China Mobileを通じた「iPhone」の販売契約合意に向けてChina MobileとAppleが取り組む際に直面した困難を示している。両社はかなりの時間をかけて交渉してきたが、AppleがiPhoneアプリケーションの独占的な管理事業者および販売事業者であるというAppleの主張は、独自のサービスを提供したいChina Mobileと相容れなかったのであろう。このため、Appleは代わりに中国聯通(China Unicom)と交渉しているとされる。
Appleの手法は、出現から間もないモバイルアプリケーション界において珍しいものである。他の多くのモバイルOSメーカーは、China Mobileのような通信事業者を中心的役割にしたまま取り込むすべを見つけようと試みている。およそ4億1500万の加入者数を有するChina Mobileの顧客は、携帯電話メーカーやソフトウェア開発企業にとって魅力的なターゲットであろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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