米国ラスベガスで開催された無線技術の国際見本市CTIA Wireless 2009でサムスンが開いた記者会見で、同社の幹部らはAndroidの計画についてあまり多くを語らなかったが、2009年後半のAndroid端末の発売に向け進んでいると語った。
しかし、Samsung Mobileのグローバルプロダクト戦略担当エグゼクティブバイスプレジデントであるWon-Pyo Hong氏は、Forbesに対していくつかの新しい詳細情報を明らかにした。
Hong氏は、リリース日に関してはこれ以上特に詳しい話はしなかったものの、同社は2009年内に米国でGoogleのモバイル向けOSであるAndroidを使った2種類のスマートフォンをリリースし、それらを2社の通信事業者を通じて販売すると語った。
この米国における通信事業者2社については、Open Handset AllianceのメンバーであるSprintとT-Mobileが有力視されている。
またHong氏は、米国で販売される2種類のスマートフォンは、通信事業者の意向を満たすために外観は「全く異なる」が、欧州では同じモデルを複数の通信事業者で共有可能であるため、恐らくローンチ時は1機種のみの発売となる、と付け加えた。米国以外で発売される最初のサムスン製Android端末は6月にリリースされる予定となっている。
また、Android携帯電話の発売までに長い期間を要する理由を問われたHong氏は、Androidのユーザーエクスペリエンスに独自の工夫を加えたかったからというのが第1の理由だが、もう1つは通信事業者の許可を待っていたため、と説明した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス