米国時間4月1日に開幕したCTIA Wireless 2009で、筆者は、2009年2月のGSMA Mobile World Congressで披露された「Windows Mobile 6.5」を、Microsoftの担当者からより詳しく見せてもらった。中でも目を引いたのが「Internet Explorer Mobile(IE Mobile)」のデザイン変更。ユーザーの好みが分かれるというリスクを負うことになりそうにも見える。
デザイン刷新後のIE Mobileは、タッチ画面用スタイラスの代わりに、指で操作できる大きさのアイコンを搭載する。画面下部に並ぶ丸いナビゲーションボタンは自動的に画面から見えなくなるが、タップして呼び出すことができる。このようなメニューを隠す機能は、「Opera Mobile 9.5」や開発中のモバイル版「Firefox」でも利用されている。
IE Mobileは優れたデザインだが、デスクトップでのブラウジングをスマートフォンで再現することが目標だとすれば、機能面は弱い。動画愛好者向けに「Flash Lite」サポートが予定されており、コピー&ペーストも可能だ。しかし最初のリリースではドキュメント内のテキスト検索、画像ダウンロード、タブブラウジング、ブラウザアドオンのサポートは予定されていない。
だが、MicrosoftはIE Mobileの性能を売り込んでいる。IE Mobileはレンダリング速度が高速になり、ブラウザをクラッシュさせることなくオンラインでフライトにチェックインするなどの複雑なインターネット作業をやり遂げることができる。Microsoftによると、次期版のIEビルドは、複雑な作業の達成率での成功を改善することにフォーカスしたものになるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」