PalmおよびSprintは、発売が迫る「Palm Pre」に関するウェブキャストを、米国時間3月12日に実施したものの、Palmの復活への期待という、すでに知られている範囲の情報以外には、それほど新たな情報が提供されることはなかった。
両社は、個人プランと家族プランの両方で、(無制限の通話およびデータ通信が利用できる)Sprintの「Everything」料金プランが、Palm Pre向けに提供されることを明確にしたものの、最も期待されていた、Palm Preの発売日と価格という2点の詳細発表が行われることはなかった。Palmは、これまでと同様に、Palm Preの発売は、2009年の前半にスタートすると述べるにとどまり、奇しくも、Appleが来週プレビューを公開予定の「iPhone 3.0」ソフトウェアのリリースと、真っ向から対決することにもなりそうである。
小さな発表ではあるものの、(Palm Preに関する)以下のような新情報も、いくらか明らかにされている。PalmのMatt Crowley氏と、SprintのDavid Owens氏は、Palm Preのバッテリは、ユーザーが自由に交換可能なタイプになっていることなど、Appleとは異なるアプローチを強調し、PalmとSprintが、iPhoneに対抗する姿勢であることが明確になった。また、Palmは、AppleがiPhoneの開発者向けに提供しているような、開発者コミュニティへの早期のアプローチを計画しており、まずは、最初に提供される「WebOS 1.0」上で、ライトなウェブベースの「カジュアルゲーム」の構築環境を、開発者向けに整えるほか、将来のWebOSのバージョンアップでは、より強力な改良もなされる予定であることを明らかにした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス