携帯電話機の保証会社SquareTradeが米国時間11月8日に発表した調査によると、Appleの「iPhone」は、使用開始後1年間の故障率でResearch In Motion(RIM)の「BlackBerry」の半分だったという。
このSquareTradeの調査(PDFファイル)は、同社保険によって保証される1万5000台を超える携帯電話機を対象にまとめられた。それによると、使用開始後1年間の故障率は、iPhoneが5.6%、BlackBerryは11.9%、PalmのTreoは「Treo」16.2%だったという。
調査会社Canalysが先週発表したデータによると、世界のスマートフォン販売でAppleは現在、RIMを凌いでいる。
SquareTradeは、iPhoneの使用開始後2年間の故障率について、同携帯電話は発売後2年を経過していないため、推定値を見積もっている。それによると、iPhoneの使用開始後2年間の故障率はおよそ9〜11%で、BlackBerryは14.3%、Treoは21%となっている。
このデータによると、iPhoneでもっとも多かったの障害は、タッチスクリーン関連だったようだ。同携帯電話のすべての障害報告の3分の1を占めている。また、iPhoneユーザーの12%が使用開始後1年間以内に偶発の損傷を報告している。iPhoneを除く携帯電話機の平均は9%となっている。
同調査では、「iPhoneを使っている人なら、iPhoneの偶発的な損傷がよく起こる理由が想像できるだろう。触ってみればすぐわかるように、iPhoneは非常に滑りやすく、形状も助けにならない。握りにくい大きさで、特に手の小さい人には持ちにくい。この2つの要因のために、iPhoneはこれまでの携帯電話機よりも偶発の損傷が起こりやすくなっている」と述べられている。
同リポートにはまた、使用開始後1年で発生したバッテリー関連のトラブルは、iPhoneが0.5%以下、BlackBerryとTreoは約1%だったと書かれている。
SquareTradeの調査では、小売店で対応されたソフトウェア問題とファームウェアの更新で解決したソフトウェア問題は含まれていない。
ZDNet UKはSquareTradeの調査について、RIMとAppleの両社にコメントを求めたが、本稿執筆時点で回答は得られていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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