ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
携帯電話の機能はますます高度化し、コンピュータを内蔵する「スマートフォン」も新機種が次々に登場している。一方、機能を絞ったシンプルな携帯も好調な現在、利用者はどちらを支持するのだろうか?20代から40代を中心とするネットユーザー801名の回答を集計した。
スマートフォンや多機能携帯と、シンプル携帯のどちらに注目するかを聞くと、“多機能携帯派”が58.2%、“シンプル携帯派”が41.8%となった。
男女別では、男性は多機能携帯派が63.1%と、多機能派がシンプル派を上回ったが、女性は多機能携帯派52.3%、シンプル携帯派が47.7%と両者の間の差は小さかった。
年代別に見ると、多機能派は若い世代ほど多いが、その差は6ポイントほどにとどまり、20代のシンプル派も38.6%にのぼった。
多機能を支持する理由を複数回答形式で聞いたところ、「1台に多くの機能がつまっているから(62.2%)」トップに。次いで「通話よりもメールを多く使うから(51.5%)」、こちらは全世代から広く支持を集めた。そして「通話よりもインターネットを楽しみたいから(46.8%)」が続く。
その他の理由として、男性を中心に「カスタマイズ可能だから(40代女性)」「持ち歩くガジェットが少なくて済むから(30代男性)」「PDAのような機能を求めたい(30代男性)」などがあがっていた。
シンプル携帯派の支持理由は、「使わない機能があり、無い分割安だから(56.7%)」がトップで、「最低限の機能だけあれば良いから(54.6%)」が僅差で続いた。性別・年代別でもこの2つはいずれも半数以上で、「価格の安さ」と「簡便な操作」が支持されていることが伺える。
全体としては高い年代が多いシンプル携帯派だが、「最低限の機能だけあれば良いから」と「多機能携帯は機能が複雑で分からないから」は、20代の選択率が他世代を上回った。
その他の理由として「携帯は軽いほどよい(30代女性)」「小さい機体がよい(30代男性)」という声もあり、累計販売台数が1000万台を突破したNTTドコモの「らくらくホン」人気や、機能を絞って薄さや使いやすさを重視した70Xシリーズの好調の背景には、こうしたシンプルさを求める若者のニーズもありそうだ。
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