この夏大きな話題となり「想定以上の売れ行き」(ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏)というiPhone 3Gと、同じタッチパネルとして注目されるPRADA Phone。「女性の憧れケータイ」を代表するこの2つの端末は、一括で払えば合計20万円近い(発売当初/iPhone 3Gは16Gバイトの場合)もの。
この2機種はいずれも、ちょっと“セレブ”なケータイと言えるでしょう。そこで、どちらも所有する編集部女性スタッフJとNの2名がゆる〜く、比較レビューします。
読者の中には、PRADA PhoneとiPhone 3Gはかなり別モノ、と眉をひそめる方もいらっしゃるかもしれません。ここでは細かいことは抜きにして、比べられがちなセレブケータイをユーザー視点で軽めに比較してみたいと思います。まずはパッケージ&本体の外見から見ていきましょう。
N:どちらもそれぞれのカラーが出ていますね。iPhone 3GはMacっぽい感じで、PRADA Phoneは高級ファッションブランドという感じ。
J:PRADA Phoneはちょっと時計のケースと似ているかも。でも“PRADA”の輝きがまぶしい(笑)。iPhone 3Gはコンパクトながら、パッケージにも高級感があります。携帯電話本体は、どちらも触ると指紋が目立ちますね。私はiPhone 3Gのカラーもブラックだから。
N:タッチパネル&黒の端末の宿命ですね。
J:PRADA Phoneのほうがやや指紋が付きにくいような気もするけれど、どちらも定期的に拭きたくなるのは変わりなし。
N:まぁでも、端末を磨く嬉しさというか、「きれいになった!」という感じが逆に嬉しかったり(笑)。ただ、ちょっとケースに入れないと不安。
J:たしかに。ふつうのケータイのように、ケースなしで持ち歩くにはちょっと不安がありますね。その点、PRADA Phoneはケース付きなので嬉しい。
N:そうそう。しかもケースが素敵!
J:このケースだけで、3万以上の価値があるとか。
N:実は正直、もったいなくて使えてません(>_<;)。ケースが型崩れしないように、中のボール紙付きで保管してます。
J:えー!使わない方がもったいない(笑)。取り出したときに驚いてくれるのは、このケースが大きく貢献していると思う。
N:たしかにー(笑)。魅力が3割増しですね。ちゃんと端末のPRADAのロゴが見えるように計算されていて、ケースに入れると一段とカッコいいという。あと付属のスタイラスもすてき。よくできてますよね。
ストラップになってるのがかしこい、と思いました。いままでのタッチパネル端末はスタイラスを内蔵するタイプがほとんどだったけど、こっちのほうが使いやすい感じがしますね。
J:付属のスタイラスはいい!使いやすさと美しさを両方兼ね備えていると思う。
N:この、スタイラスを引き抜くときの「シャキーン」感が好きです(笑)。ちゃんとPRADAのロゴも入ってるし♪
J:それ重要!
J:ちょっとPRADA Phoneは通話しにくい印象です。前に使っていたケータイと比べると、聞き返す率がすごく高まったの。特に駅のホームなど、ちょっと雑音に弱い印象……。
N:小さい分だけ、耳と口にあてるのが難しいところはありますよね。でもPRADA Phoneのほうが、小さい分軽い印象があります。
J:そう、PRADA Phoneは軽く感じます!実際、PRADA Phoneは92g、iPhone 3Gは133gですから、41g違う。通話していると、数字の印象以上に重さの違いを感じるかも。
N:なるほどー。私実は普段あんまり電話しないので、そこまでは気にしてなかったです……。
J:やっぱりiPhone 3Gは幅が広いから、女性としては手が大きいと自負する私でも、通話するときはちょっと持ちにくい気がします。さらに!iPhone 3Gは、使っていると熱くなってくるのよ、携帯電話も、耳も(笑)
N:ほんとですか?長電話防止機能が備わっていたとは!(笑)
J:通話が終わると、画面に汗が──というのは、PRADA Phoneも同じだけどね。iPhone 3Gは面積が広い分、より気になる(笑)
N:“ただとも”(※ソフトバンクユーザー同士のこと。ホワイトプランに加入している場合、午前1時から午後9時まで国内通話料が無料になる)だと料金気にせずに話しちゃいますもんね。
J:そうそう。疲れたからなんとなくもう通話やめようか、という気分にもなってくる(笑)。そうそう、アドレス帳は、赤外線でデータ交換できるPRADA Phoneは便利だなと思う。仲良くなると名刺交換代わりにデータ交換したりするでしょ、iPhone 3Gはそれできないからちょっと寂しい。ただ、PCとの連携というところでは、PCに慣れている私としてはiPhone 3Gがラク。
N:赤外線が使えないと、合コンで電話番号の交換がしにくいじゃないですか!あと、iPhone 3Gってなんとなく、中身が詰まったずっしり感がありますね。
J:ですね。落としたら終わりかも、という恐怖感がすごく強い。一度、膝の上から落として青ざめました。大丈夫だったけど!
N:あります!どちらの端末もなんですが、落としてへこんだりしたら立ち直れない……。
J:ほろ酔いモードで使うのが怖い。前のケータイなんて、うっかり落としたことは数知れず。転んで、電池まで飛び出すぐらいの衝撃を与えたことさえあったけど、大丈夫だったわ(笑)
N:でもほら、ほろ酔い気分のときのほうが人にメールとか電話とかしたくなるじゃないですか(笑)
J:修理代を考えると酔いも醒めそう(笑)そう考えると慎重に使わないと!と思っちゃいます。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」