総務省は7月29日、国際競争力強化を実現するための政策を包括的なパッケージとしてまとめた「ICT国際競争力強化プログラム」の改訂版を公表した。
「ICT国際競争力強化プログラム」は2007年5月に政府のICT国際競争力懇談会が策定。「ユビキタス特区」の創設や、通信・放送分野の融合を促進するためのプログラムなど7つの施策が提言されている。
このほど開かれた、ICT国際競争力会議においては、これまでの施策の進捗状況を踏まえた本プログラムの見直しが行われ、2008年度に実施すべき施策を盛り込んだ改訂版が新たに策定された。
新プログラムでは、産学官連携ミッションを戦略的に形成するため、ICT国際競争力会議の下に「海外市場開拓分科会(仮称)」を設置することや、「低廉でグローバル市場で受け入れられやすく使いやすい統合プラットフォーム」を世界に先駆けて構築するため、GSM機能付き第3世代(3G)携帯電話の開発などを推進することなどが盛り込まれた。
また、ICT人材育成の取り組みに力を入れ、人材育成の場を広く提供するナショナルセンター的機能の構築に向けた取り組みを2008年度から進めることも打ち出された。そのほか、外国人向けに国際放送を2009年初頭に開始することや、コンテンツの二次使用などを促進する新たな取引市場の形成を2008年度に実施するなど、ソフト面の競争力強化プログラムも掲げられている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力