つづいて、店舗が用意したと思われる、「携帯電話ご契約時の確認事項(iPhone)」という2ページの紙が渡された。こちらは注意事項がより詳細に書かれており、さまざまな制限が明示されていた。
たとえば、ソフトバンクモバイルの既存契約者でiPhoneに機種変更する場合は、「現在使用中のメールアドレスは変更となります」「現在ご利用中のサイトやコンテンツは、iPhoneが『Yahoo!ケータイ』に対応していないため、自動的に解約となります」などと記載されている。また、iPhoneを解約する際には専用USIMカードは返却となり、iPhoneからほかのソフトバンク端末に機種変更する場合は、ソフトバンクUSIMカードの再発行が必要となる。この際、再発行手数料として1995円かかるという。
電子メールについては、送信側がホワイトプラン、ゴールドプランに加入していても、iPhoneにメールを送信する際には有料になるとの注意事項があった。このため、iPhoneに無料で送信するにはSMSで送信する必要がある旨を、送信者に伝えて欲しいとのこと。iPhoneはS!メールが利用できないため、ソフトバンクモバイルやディズニーモバイルから送信された電話番号宛のS!メールは受信できない。
保証サービスはソフトバンクモバイルではなくアップルが提供する。本体は修理せず、すべて交換となる。電池パックが内蔵されているため、電池パックが消耗した際も、本体の交換になる。
これらのことをすべて承諾し、サインをした上で、初めて端末の契約に話が進む。購入する端末の種類や色、契約方法、料金プランなどを説明を受けながら選んでいき、いよいよ電話番号の交付になる。iPhoneの場合、あらかじめ決められた電話番号というものはなく、まず好きな下4桁の番号を指定する。上4桁については下4桁の番号を元に複数個提示され、その中から好きなものを選ぶ仕組みだった。
端末のアクティベーションについては、自分でPCに接続してやる必要があった。店舗によっては店舗内で完了するところもあったが、11日午後0時時点では、ほとんどの店舗が端末のみを渡し、ユーザーが各自で行うようにしていたようだ。Windows PCの場合、iTunes 7.7をインストールした上で、iPhoneに同梱されているケーブルを使ってiPhoneとPCを接続すると、iTunesが起動して電話機能のロックが解除される仕組み。
記者はiPhoneをソフトバンクショップ三鷹店で購入した。全店舗で同様の説明がなされているかについては確認できていない。60台入荷したという端末は予約などが殺到し、12時時点ですでに売り切れていた。ただ、その後も5分に1人のペースでiPhoneを求める人が来店し、店員が対応に追われていた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス