アップル、iPhoneに触覚フィードバック技術を採用?

文:Jennifer Guevin(CNET News.com) 翻訳校正:吉武稔夫、高森郁哉2008年04月28日 12時50分

 Palluxoが匿名のApple従業員の話として伝えたところによると、Appleの幹部らが、触覚フィードバック技術を保有するImmersionと、同技術のライセンス契約について交渉を進めているという。

 触覚フィードバック技術を利用すると、ユーザーがタッチスクリーンを操作したときに、振動や圧力といった反応を返すことができる。たとえば、タッチスクリーン上のボタンを押したとき、本物のボタンを押したのと同じような感覚が得られる。現在のところ、「iPhone」のインターフェースにはこのような双方向性がなく、スクリーン上のキーをきちんと押して入力できたかどうかを判断できる感覚的な合図がない。このことが、タッチスクリーンの使いにくさにつながっている可能性がある。

 このニュースとは別に、Immersionは米国時間4月24日、新しい社長兼最高経営責任者(CEO)としてClent Richardson氏が就任したことを発表した。Immersionのプレスリリースによると、同氏はこれまでに、TiVo、Nortel、T-Mobile U.K.、そしてAppleで要職を歴任してきたという。同リリースの一部を抜粋する。

 以前、Richardson氏はApple在籍中に、共同設立者でCEOのSteve Jobs氏の直属として、ワールドワイドディベロッパーリレーションズおよびワールドワイドソリューションズマーケティング部門担当バイスプレジデントを務め、自ら編成した国際チームを率いて、世界中の開発者や顧客との関係を築き、強化した。5年を超えるApple在籍中に、Richardson氏はエバンジェリズム担当シニアマネージャーも務め、Appleの全部門のために、やはり自ら編成した国際チームを率いて、Adobe Systems、AOL、IBM、Microsoft、Motorola、Sun Microsystemsといった業界大手と世界的な戦略的関係を築き上げた。

 それなら、Richardson氏が旧知の友人たちと再び連絡を取り、Appleと新しい職場との関係を築こうとしていることが分かったとしても、さほど驚くには当たらないだろう。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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