最終更新時刻:2008年7月25日(金) 21時03分

モバイルチャンネル

iPhone、イタリアでは独占販売権方式を取りやめる可能性も

文:Tom Krazit(CNET News.com)
翻訳校正:湯木進悟

2008/04/22 08:12  

 現地時間4月21日に伝えられた、あるイタリアからの報道によれば、Appleは、イタリアにおける「iPhone」の発売に当たり、ビジネスモデルの変更を計画している。

 正しい翻訳の解釈にはいつも苦労するが、La Repubblicaからのニュースをチェックして、ぜひ自分で読んでみてほしい。要するに同報道は、AppleがTelecom Italyを通じて、3GモデルのiPhone発売の準備を計画しているものの、Telecom Italyは、iPhoneユーザーのデータ通信利用料金分配を、Appleに支払う必要がなく、独占的に販売権を取得する契約を結ぶのでもないとしている。その結果として、iPhoneの販売価格は、他の国よりも高くなりそうだ。

 これまでに、AppleはiPhone販売に関して、キャリア4社と独占契約を結ぶに至っている。米国ではAT&T、英国ではO2、ドイツではT-Mobile、フランスではOrangeとである。iPhoneを独占的に販売する権利の見返りとして、これらのキャリアはAppleに対して、その販売契約期間中はデータ通信利用料金分配を支払うことになっており、AT&Tのケースだと、1ユーザーにつき毎月およそ18ドルが、月額利用料分配契約として支払われていると見られる。

 しかしながら、Appleはある時点で、iPhoneの公式な販売市場規模拡大を図って、他のキャリアにも販売権を開放する必要が生じてくるであろうと、これまで長く考えられてきた。結局のところ、膨大な数のiPhoneが、すでに世界中で非公式に(ロック解除されて)利用されており、その数は中国だけでも40万台以上になるようだ。Appleの最高執行責任者(COO)であるTim Cook氏は、国ごとに1社の携帯電話会社にのみ独占販売権を与えるのではなく、複数のキャリアと販売契約を結ぶ方針の受け入れを、2008年2月に提案した。

 Telecom ItalyがAppleと結ぶことになる販売契約は、独占的なものではない可能性があるが、今回の報道では、競合する他社に勝る数カ月間の「アドバンテージ」を、Telecom Italyが得ることになると伝えられている。6月に期待される3G iPhoneの発売を前にして、こうした契約が他にも(各国で)結ばれていくのではないだろうか。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

製品情報



新着記事

モバイルチャンネル セレクション

iPhone 3G、発売前夜から祭りのあとまで
iPhone 3Gがついに発売された。ユーザーからの期待は大きく、ソフトバンク表参道、ビックカメラ 有楽町店、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaなどの旗艦店舗には多くの人が行列をなした。発売前後の様子を記事とともに振り返る。
10代の若者と携帯が鍵--米国広告市場における今後の流れ
日本と同様、米国でも10代の若者の間では携帯電話などの携帯端末が主流になりつつある。この流れに着目する企業側は、次の一手を考えている。
「ニコニコ動画を日本のインフラにする」--夏野氏がニコニコ動画に参画した理由
iモードの育ての親として知られる元NTTドコモの夏野剛氏が、新たな活躍の場としてニコニコ動画を選んだ。夏野氏の参画でニコニコ動画はどう変わるのか、夏野氏とニワンゴ取締役の西村博之氏(ひろゆき)に話を聞いた。

モバイルチャンネル コラム

■モバイルインターネット業界の基礎知識

電子書籍、デコメ、着せ替えツール--なぜ今このモバイルコンテンツが伸びているのか
近年急成長を遂げたモバイルコンテンツ市場といえば、電子書籍やデコメール、最近ではメニュー等の着せ替えコンテンツだ。なぜこれらのコンテンツが今、伸びているのだろうか。

■モバイルインターネット業界の基礎知識

人気を集めるモバイルコンテンツにも変化の波
モバイルコンテンツ市場においては、音楽とゲームが大きな2本柱になっている。しかしその人気コンテンツは、時とともに移り変わっている。

■モバイルインターネット業界の基礎知識

行動、売れ筋、顧客単価--あらゆる面でPCと異なるモバイルECの世界
今回は、携帯電話による物販を中心とした、いわゆる「モバイルEC」について解説していく。その実態はPCのECビジネスと大きく異なっている。

フォト

企画特集

DELLが掲げる「新・仮想化アセスメントサービス」DELLが掲げる「新・仮想化アセスメントサービス」
〜企業システムの仮想化環境の構築を支援〜

プロダクトレビュー

メンバーズレビュー