テクノロジコラムニストのJason Perlow氏は、MicrosoftとYahooの合併で誕生する”Microhoo”への提案を行った。それは、Wi-Fi対応の「Zune」と、YahooおよびMSNのオンラインサービスをセットにした、Windows Mobileベースの「Y!Phone」である。当然ながら、Y!Phoneには、デジタルカメラ、3Gワイヤレス通信サービス、iPhoneとは異なるスライド式のキーボード、Microsoftのアプリケーションサポートなどが含まれる。
Jason氏は、Y!Phoneの販売価格が、キャリアの販売奨励金(インセンティブ)を付けて300ドル未満に抑えられるならば「だれもが本当に待ち望むデバイスとなり得る」と勧めている。しかしなから、Y!Phoneが市場で勝利を収めるためには、現在市場に出回る3GのWindows Mobile携帯電話より、もっと「セクシーな魅力」を必要とするとも、同氏は指摘している。最も重要なこととして、Windows Mobileは、iPhoneや、Googleとオープンソースの「Android」陣営が開発するものには何であれ対抗し得るようなインターフェースへと、完全に改造されねばならない。
これは確かに壮大なアイデアではあるが、Microsoft、Yahoo、または合併後の両社が近日中に取り組むとは予想し難い。いまやあらゆるモバイルデバイスメーカーが、iPhoneから教訓を得ようとしており、結局はiPhoneに類似した機能を採用して追いつこうとしている。改良版のWindows MobileとSilverlightソフトウェア、新たに開発されたZune、YahooとMicrosoftサービスを統合するよりは、Steve Jobs氏がデザインするデバイスの仕上がりや使用感を真似るほうが人気を得そうである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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