最終更新時刻:2008年10月8日(水) 18時36分

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「日本はWeb 2.0を飛び越すかも」--ティム・オライリー、伊藤穣一と語る

林信行

2007/11/15 16:49  

モバイルという新しい波

 モバイル通信の話題も盛り上がった。O'Reilly氏は「米国でも、次にくる大きな波はモバイルと言われている」と切り出し「日本はもしかしたらWeb 2.0の波を飛び越して、いきなり次の波に乗る可能性もある」述べた。

 伊藤氏も携帯電話に限らず、日本の家電に期待を寄せている。「日本の家電製品には、まだ神通力が残っている」と切り出し「日本でもっとも目が肥えているのはコンシューマー」「日本の家電メーカーは、コンシューマーの動向をよく観察している」と語った。

 O'Reilly氏は、そうした古いビジネスと新しいビジネスの融合が今後ますます増えるとし、英国でGPS情報を活用した保険会社が成功している事例を紹介した。

 ただし、そうした新トレンドを実らせる上で障害になるのはリスクや失敗を恐れることだと伊藤氏は指摘する。「市場投入が早過ぎて失敗した過去の事業を、いつまでも引きずって、後で本当の波が来てからも敬遠しつづけるところがある」(伊藤氏)。だが、実際には「昔手がけた、事業が成功するための素地が、時間を経てできあがることも多い」という。

 伊藤氏がこれからの日本で、もう1つ期待していることとして挙げたのが、若い人たちの間での起業家精神の広がりだ。

 「日本でも、一部の進歩的な大学の生徒は起業家精神が旺盛になってきている」と語ると、O'Reilly氏も「起業は若いうちに始めた方がいい。Bill Gates氏をはじめ、米国で成功した起業家の多くも20代で創業している」と同意を示した。

O'Reilly氏と伊藤氏 古くからの友人でもあるO'Reilly氏と伊藤氏(右)の対談はなごやかな雰囲気で行われた

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