市場調査会社iSuppliが米国時間9月4日に発表した消費者調査によると、米国における7月のスマートフォン販売台数のトップはAppleの「iPhone」だったという。
iPhoneの月間販売台数としてはこれが初めての数字。期待を集めたiPhoneは、米国の消費者向け携帯端末市場の1.8%を獲得した。iSuppliが米国の消費者200万人以上を調査した結果から推計したiPhoneの7月の販売台数は22万台。Appleは、同社第3四半期が締まる6月30日の前日である29日の発売開始後30時間で27万台を販売した。
iSuppliは、調査報告書の中で「iSuppliではこれまでのこうした話題に関するデータを集めたわけではないが、iPhoneがこの分野で競争的に優位な立場を確立した速さは、携帯端末市場の歴史においてかつてないだろう」と述べている。
iSuppliは、iPhoneの出荷は2007年末までに450万台、2011年までに3000万台を超えると予測している。しかし、iPhoneの初期売り上げが活発だった一方で、市場専門家らの一部には、発売開始後30時間の販売台数を実際の3倍以上になると予測した人もいた。
にもかかわらず、この7月、iPhoneは、PalmのスマートフォンであるBlackBerryシリーズをはじめ、Motorola、Nokia、サムスン電子など大手サービスプロバイダーを通して販売されているスマートフォンを抑えて販売台数のトップに立った。iPhoneのライバルは、LG電子のChocolateスマートフォンだった。
なお、iSuppliは、iPhoneをスマートフォンと多機能電話の中間であるクロスオーバーフォンに分類している。
同社の米国消費者パネル調査によると、iPhoneの購入者の52%が男性であり、米国内の購入者の57%が35歳以下。購入者の約25%がモバイルフォンサービスをAT&Tに切り替えた。米国でiPhoneが利用できるのは、現在、AT&Tだけとなっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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