バルセロナ発--BlackBerryは、近くリリースする「BlackBerry Leap」で、キーボードのないフルタッチスクリーンに回帰する。
Leapは、BlackBerryのトレードマークである物理キーボードに完全に依存していた2014年の製品ラインからの脱却を示している。同社は欧州で2015年4月、このスマートフォンを275ドル相当で発売する計画だ。
BlackBerryでデバイスおよび新興ソリューション担当プレジデントを務めるRon Louks氏は、サムスンの「Galaxy S6 edge」のように側面まで広がる曲面ディスプレイと、スライド式のキーボードを搭載したスマートフォンも手短に披露した。このデバイスには名称がないが、BlackBerryの最高経営責任者(CEO)であるJohn Chen氏は、「スライダー」と呼んでいると述べた。Louks氏はまた、BlackBerryとして第2の「Porsche」エディションのBlackBerryと、別のキーボード式スマートフォンもリリースする予定だと述べた。
Louks氏によると、BlackBerryのウェブサイトで詳細が公開されたLeapは、「これからキャリアを築く若者で、違いを出したい人」を対象にしているという。
BlackBerryは「市場の一部」をターゲットにできるようにタッチスクリーン式スマートフォンに戻った、とChen氏は述べた。「われわれは、当社の製品をどう位置付けるかについて細心の注意を払っている」(Chen氏)。同氏によると、BlackBerryは今後も主にキーボード製品に注力していくという。
Leapは、5インチで解像度1280×720ピクセル(294ppi)のHDタッチディスプレイ、1080pのHD動画撮影機能を備えた8メガピクセルのカメラ、16Gバイトのストレージ、25時間駆動するバッテリを搭載する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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