Appleは、「iPhone 4S」をサービスプロバイダーとの2年契約付きで無料で提供する予定だ。ただし、標準モデルのiPhone 4Sとは異なり、新たなモデルに搭載される容量はこれまでの半分の8Gバイトとなる。Appleが発表した、このローエンド版の特殊モデルは、新価格に見合った仕様となっている。
これは新しい戦術ではない。Appleは「iPhone 4」が旧モデル化したときにも同様に、ストレージ容量を8Gバイト減らしている。
その狙いは、iPhone 4Sと、新たに登場した「廉価版の」iPhone、すなわち「iPhone 5c」との間にある程度の差を設けることだ。2年契約付きで99ドルのiPhone 5cは、さほど安くはないが、16Gバイトのストレージを備えることに加え、より改良された仕様になっており、消費者はこの2モデルのどちらにするかを検討することになるだろう。
新たに8GバイトにダウングレートされたiPhone 4Sでは、増大するアプリや映画、写真を保存するためのメモリ空間が少なく、同時にモバイルOSが使用できる容量も限られる。また、拡張可能メモリがないため、ユーザーはその限られた容量の中にあらゆるものを詰め込む方法を考え出すのに四苦八苦することになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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