シード・プランニングは2月3日、デジタル新聞とデジタル雑誌市場に関する調査レポート「新聞・雑誌デジタル化の現状と今後の方向性」を発表した。調査によると、2015年にデジタル新聞市場は130億円、デジタル雑誌市場は105億円に拡大するという。
Amazonの「Kindle」やAppleの「iPad」の登場により、デジタル新聞やデジタル雑誌が注目を浴びつつある。この調査レポートでは新聞、雑誌のデジタル化の動向とデジタル新聞、デジタル雑誌の市場規模の推移を調査し、今後の成長を予測した。
シード・プランニングは、2009年までデジタル新聞の有料サービスを提供する事業者は少なかったものの、2010年春に開始が予定されるデジタル新聞サービスが順調に立ち上がれば、そのほかの新聞社も同様のサービスを開始すると予想している。
今後はサービス数の増加とスマートフォンなどの電子閲覧端末の普及によって、2015年にはデジタル新聞市場は130億円となり、新聞デジタル化の全体市場は1125億円に拡大するという。
デジタル雑誌の有料サービスは2010年以降に出版社で雑誌データベースが構築、整備されることでデジタル雑誌数が増加すると予想している。
さらにデジタル雑誌数の増加と電子閲覧端末の普及が期待され、2015年にはデジタル雑誌市場は105億円となり、雑誌デジタル化の全体市場は350億円に拡大するとシード・プランニングは見ている。
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