市場調査会社のIDCによれば、2009年第4四半期における世界のPCプロセッサ出荷個数は前年同期比で31.3%増加し、過去最高の伸び率を記録したという。
「(2008年第4四半期と比較して)出荷数が大幅に増えたことは、市場が不況から脱却したことを示している」。IDCの半導体部門パーソナルコンピューティングリサーチ担当ディレクターShane Rau氏は、声明の中でこのように述べている。
2009年第3四半期からの上げ幅はそれほど大きくなかったが、そのことは「市場が通常の季節変動パターンに戻りつつあることを示している」とRau氏は言う。
2009年通年で見ると、PCプロセッサの総出荷個数は2.5%増加したが、売上高は7.1%減少して286億ドルとなった。
モバイルPCプロセッサとPCサーバプロセッサは、いずれも堅調な伸びをみせた。人気の高いIntelのネットブック向けプロセッサ「Atom」など、モバイルチップは第4四半期、前期比で11.7%増加した。サーバプロセッサの出荷個数は、前期比14.1%増となった。一方、デスクトッププロセッサの前期からの増加率は、わずか4.8%に留まっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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