市場調査会社Gartnerの新しいレポートによれば、Appleの「iPhone」の2009年第2四半期は好調で、同社はスマートフォンメーカーの全世界での販売台数で第3位を維持したという。
しかし実際には、Appleはスマートフォン市場で最大の伸びを示している。Gartnerによると、iPhoneの販売台数は、2008年第2四半期の89万2000台に対して、2009年第2四半期は540万台以上であったという。AppleInsiderが最初に伝えたところでは、この販売増によって、スマートフォンカテゴリにおけるAppleの市場シェアは、前年同期の2.8%から13.3%まで拡大したという。
Gartnerは、Appleが8Gバイト「iPhone 3G」の価格を下げたこと、そしてより多くの国に進出したことには「販売台数へのはっきりとした効果」があったとしている。iPhoneの販売台数について整理すると、「iPhone 3GS」が発売された2009年6月の週末の販売台数は、2008年第2四半期全体の販売台数よりも多かった(AppleがiPhone 3Gを発売したのは2008年第3四半期だ)。
スマートフォン市場の1位はNokiaで、販売台数は1840万台、市場シェアは45%だった。しかし同社のシェアは2008年第2四半期の47.4%から低下している。「BlackBerry」のメーカーであるResearch In Motion(RIM)は760万台を販売し、シェアは前年同期の17.3%から18.7%へと増加して2009年第2四半期を終えた。
第2四半期の全世界の携帯電話販売台数は2億6810万台で、前年同期比6.1%減となった。しかし、スマートフォンカテゴリは4000万台が販売され、前年比で27%増加した。
Appleの幸運は続くようだ。GartnerのプリンシパルアナリストであるRoberta Cozza氏は、iPhone 3GSの発売が2009年第2四半期の終盤だったため、「その秘めた可能性のすべては、2009年後半にやっと販売数に表れてくるだろう」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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