アライド・ブレインズは2月13日、「第1回 政党ウェブサイト全ページクオリティ実態調査」の結果を発表した。
この調査は、日本、韓国、米国の13政党の公式ウェブサイトについて、同社が独自開発したウェブサイトの品質解析プログラム「CRONOS 2」を用いて各団体のトップページよりリンクを巡回し、同一ドメイン内のHTML内容を収集、解析したもの。
調査結果によると、対象サイトのうち、サイト全体でアクセシビリティ対応がされている可能性が高い「Aレベル」のサイトは米国共和党の1サイトのみ、Bレベルに到達したサイトも日本の社会民主党(社民党)の1サイトにとどまった。一方、対応が不十分と考えられるDレベル以下のサイトは日本の政党で7サイト中4サイト、調査対象全体では13サイト中9サイトを占めた。
日本の政党では、部分的ではあるが複数のページに表示されるナビゲーション部分やリンクバナーの画像に代替テキストがない例、文字の間にスペースをあけてレイアウトを調整している例など、音声読み上げ利用者にとって利用の妨げとなる問題点が見られた。
ただし、社会民主党や国民新党、公明党、日本共産党においては代替テキストが充実しており、構造化においても比較的充実しているという。一方、新党日本、民主党、自由民主党では構造化、代替テキストが不十分であった。韓国の政党サイトは、構造化がなく代替テキストが不十分なものが多い傾向にあるとのことだ。
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