検索エンジンAsk.comがSymantecと提携し、検索結果に表示されるウェブサイトの安全性評価サービスを提供する。米国時間2月3日に両社が発表した。
Ask Partner Networkの社長であるAndrew Moers氏によると、評価の結果は4色のアイコンで表され、安全なサイトには緑、リスクのあるサイトには黄色、危険なサイトには赤、不明なサイトには灰色のアイコンが表示されるという。アイコンにカーソルを合わせると、評価の詳細を表示できる。
危険なサイトに該当するのは、偽サイトをはじめ、セキュリティ対策が施されていないショッピングサイトや、評判のよくない商用サイトなどだ、と同氏は述べている。
「Safe Search」は評価を直接的に検索で提供するため、Symantecの「Norton 360」に含まれる「Norton Safe Web」ソフトウェアのツールバーから検索を実行することができる。このサイト評価サービスは、Symantecが2008年8月にベータ版として発表している。
Ask.comでも今週中にベータ版サイトの公開を予定しているが、同サイトにNorton Safe Webの評価サービス機能がすべて含まれるわけではない、とMoers氏は語っている。
この評価サービスはGoogleの警告システムに似ているが、Googleの場合、「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」といった数種の警告メッセージが表示されるだけで、安全性の評価は与えられない。このサービスについては1月31日に、インターネット上のあらゆるサイトが危険であるかのように表示されるという一時的なエラーが発生した。
Ask.comは2008年にアダルトフィルタを提供し、子供向けサイトを登録するホワイトリストサービスを「Ask Kids」で再開している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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