携帯電話の細菌汚染を調査した中国の感染病科医師の発表が話題を呼んでいる。携帯電話を汚染している細菌の数はトイレの便座より多いという衝撃の結果だったが、実際に自分が使っている電話について、ユーザーはどう感じているのだろうか。20代から40代を中心とするネットユーザー420名の回答を集計した。
回答者が利用中の携帯端末の利用期間は、「2年以上」が46.7%、「1年〜2年未満」が26.9%、「半年〜1年未満」「半年未満」が各10%台。
中国の調査結果を伝えた上で、自分の携帯端末の衛生面についてどう思うか聞いたところ、62.1%が「ちょっと汚いかもと思う」、17.4%が「細菌だらけだと思う」と回答し、ほとんどの人が携帯端末を「汚い」と感じており、「キレイだと思う」は全体の20.5%に過ぎなかった。
「ちょっと汚いかもと思う」と「細菌だらけだと思う」をあわせ「汚い」と感じている比率は全体では79.5%だが、女性で84.0%、20代では90%にのぼり、男性より女性のほうが、また年代が低いほど携帯端末に「汚い」という感覚を持っていた。
その一方、携帯端末を「定期的に掃除している」人は、全体の6.0%に過ぎない。「気になった時だけ掃除する」人が52.4%と半数以上を占め、41.7%は「ほとんど掃除をしない」と回答。また消毒は91.0%が「したことがない」と答えた。
大半の人が抱いている「汚い」という感覚が、さほど深刻なものではないことをうかがわせた。
ちなみに固定電話を「持っている」と回答した354名に掃除をしているか聞いたところ、「気になった時だけ掃除する」人が59.6%で最も多く、「ほとんど掃除しない」人が32.8%。また消毒は91.5%が「したことがない」で、携帯端末とほぼ同様の結果となった。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」