YouTubeは、同サイト上にアップされている、あらゆる動画の視聴スクリーン幅を拡張し、映画シアタースクリーンや高画質(HD)テレビでの再生に適しているとのイメージを作り上げようとしている。
YouTubeは、米国時間11月24日夕刻に、以下のような発表を公式ブログに掲載した。
われわれは、皆さまが作成した動画のクオリティを一層向上させ、広く動画視聴に用いられるスクリーンサイズへ、より十分に対応していくため、ページの横幅を960ピクセルまで拡大する。この新たなワイドスクリーン対応プレーヤーによって、ワイドなアスペクト比で、さらに美しくパワフルな視聴エクスペリエンスが提供されるようになると期待している。
今回の視聴スクリーン幅の拡張は、ますます多くの動画を、16対9のアスペクト比で撮影してアップロードしているYouTubeのユーザーに、大いに歓迎されることになるだろう。しかしながら、4対3のアスペクト比で撮影された動画が、横長に引き伸ばされてしまうのではないかと恐れていたユーザーもいる。4対3のアスペクト比の動画は、左右にブラックカラーの縦線が入った形で、そのまま中央に配置されるようになるという。
「Vimeo」や「blip.tv」など、他の動画共有サイトは、すでにワイドスクリーンフォーマットに対応しているものの、今回新たにYouTubeでワイドスクリーン対応が決定したことは、Metro-Goldwyn Mayer Studios(MGM)が、YouTubeで完全版の長編映画を提供する初の主要映画会社になったという、最近の発表とも関係しているように見える。
YouTubeの親会社であるGoogleは、ライバル企業のHuluの成功にあやかりたいと考えているようだ。現在、Huluは、ウェブ上でノーカット版の長編映画やテレビ番組を視聴できるサイトとして、トップの座を占めるようになっており、YouTubeは、2009年2月に4周年を迎えるが、Huluは、事業を立ち上げた最初の1年で、早くもYouTubeに劣らぬ売り上げを記録するであろうと伝えられている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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