最新の「Mac対PC」広告戦争で、Appleは、Microsoftのマーケティング戦略を皮肉った2本のコマーシャルを流して反撃に出た。
ガールフレンドが病気であることの1つの利点は、罪悪感を感じずに週末に大学生やプロによるフットボールゲームをいくらでも観戦できることだ。Appleは、今週末に放送されるフットボールゲームのキックオフの合間に、テレビの前を離れないこうした視聴者にじっくりと見せる、2本の新しい「Mac対PC」広告を発表した。もっともどちらの広告も、NFLファン向けというより技術業界向けのように見えるが。
Appleが2年間にわたって流してきた気の利いたMac対PC広告は、Macの売り上げアップにつながったが、これに対してMicrosoftも最近、自らの広告戦略を「見直す」大々的な広告キャンペーンを展開している。今回Appleが発表した2本の広告は、このMicrosoftの戦略をからかうものだ。1本のコマーシャルでは、John Hodgman氏がお馴染みのPC役で登場し、札束を「広告費」と「『Windows Vista』のバグの修正に費やす費用」に割り振る。どちらのほうが札束が多いか当ててみよう。
もう1本のコマーシャルも、Windows Vistaに関するもので、人々が「Vista」の代わりに「Windows」という単語を使い始めるように、「Vista」と口にするたびにその言葉を電子音で消すブザーをHodgman氏が開発したという設定だ。Microsoftが最近、これと同種の技術の特許を取得したことを考えると、それが広告の趣旨ではないとしても、実に笑えるコマーシャルだ。
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