英国のキリスト教団体であるThe Christian Instituteが現地時間9月17日に発表したところによると、Googleが同団体との和解による解決の一部として宗教団体からの中絶反対の広告をサイトに掲載することに合意した。
The Christian Instituteは、同団体の中絶反対の広告掲載をGoogleに拒否されたことを受け、2008年4月にGoogleを提訴した。Googleは拒否の理由として、「中絶や宗教に関係したコンテンツ」を含む広告は受け付けないという同社の方針を挙げている。
The Christian Instituteの弁護団は、Googleの方針がサービスを行う際の宗教による差別を禁じる英国の「Equality Act of 2006」を侵害していると主張していた。
声明でGoogleは、「中絶の問題は人々の感情に関わるテーマであり、Googleは特定の立場を取らない。過去数カ月の間、われわれの中絶に関する広告の掲載方針が公平で、社会の現状を反映し、地域の一般的慣習と調和しているよう確実を期すため、方針を再検討してきた。この再検討を受け、われわれは方針を修正することに決定した。これにより、公平な場ができ、宗教団体が事実に基づくやり方で中絶に関する広告を掲載できるようにした」と述べる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス