オンライン調査会社Net Applicationsは、6月にAppleがMac OS Xで獲得した市場シェアが、7.94%に達したことを発表した。現在のMac OS Xの成長率が、毎月0.18%増を記録していることからすれば、Macは7月末までに、世界のデスクトップオペレーティングシステム市場の8%を確保するようになることを意味する。Linuxも、まだ0.8%と低いシェアではあるものの、引き続き上昇傾向にある。
では、減少傾向にある、唯一の主要なデスクトップOSとは何であろうか?それはWindowsである。Inquirerが伝えているように、Macのシェアは32%増となったのに対して、実際のところ、Windows XPは1%減、Vistaはわずかに2.56%増となった。Windows全体としてはどうだろうか?Windowsのシェアは、2.45%減となってしまった。
Macの販売ペースは、いまやWindowsの3.5倍に達している。ここで2つの大きな疑問が沸き起こる。
最後の疑問は、もし皆がBMWを運転するようになったらどうなるかを想像してみてほしい。BMWは、そう強く願っているのではないだろうか?おそらくはそうであろう。BMWは、準排他的な文化とも呼ぶべきものを守ろうと、懸命に努めている。Appleに関しても同じである。もし皆がMacを持つようになれば、これは変わってしまうのだろうか?それほどの人気を博しつつも、依然としてクールな存在であることは可能だろうか?
また、Appleで高く評価されている、セキュリティ分野での優位性に関してはどうだろうか?筆者は、アーキテクチャの重要性を認識するようになっており、悪意のあるハッカーがターゲットに定めてきたとしても、AppleのUNIXベースのOSは、Windowsよりも良いアーキテクチャを持っていると確信してはいるものの、Mac OS Xが攻撃に強いという神話が崩れ去ってしまう可能性もあるだろう。
Appleのサポートはどうであろうか?Appleのサポートは、これまで高い顧客満足度を記録してきたものの、市場シェアが5%の時と20%の時では状況が異なり、資格あるサポートスタッフを見出すのさえ、より困難になるだろうか?
とにかく筆者は、Macのファンとして、こうした「挑戦」への用意を整えており、楽しみにしてもいる。Appleは、用意ができているだろうか?約8%の市場シェアを獲得し、引き続き伸びている現在、Appleは今後の準備を整えていく必要がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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