マカフィーは6月10日、各国のドメインの安全性について調査したレポート「悪質なウェブサイトの世界地図:再考」を発表した。香港(.hk)ドメインが、ウェブサーフィンやウェブ検索をする上で最も危険な場所であるとしている。
「.hk」ドメインで終わるウェブサイトでは、全体の19.2%がウェブユーザーにセキュリティ上の脅威をもたらすドメインという。2位は中国(.cn)で11%を超えている。これに対し、0.05%のフィンランド(.fi)は、2007年のアイルランド(.is)に代わって最も安全なドメインになり、日本(.jp)がこれに続いた。
最も危険性の高いジェネリックドメインは、セキュリティ上の脅威をもたらすサイトが全体の11.8%を占めた「.info」で、2007年のレポート発表時よりもさらに危険性が高まっている。また「.info」はドメイン全体でも3番目に危険と判定された。一方、最も安全なジェネリックドメインは政府系ウェブサイト(.gov)であった。最も多いドメインである「.com」の危険性は全体で9位となっている。
レポートではこのほか、ウェブアクセスによってスパイウェア、アドウェア、ウイルスなどの不審なソフトウェアがダウンロードされる可能性が2007年と比較して41.5%上昇したことや、着信音やスクリーンセーバーなどのダウンロードを提供しているサイトのうち、ウイルス、スパイウェア、アドウェアが仕込まれたサイトが前年の3.3%から4.7%に上昇したとしている。
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