Googleのペイドクリックに関する最新の統計によると、2月には前年に比べてわずか3.1%しか上昇しておらず、同社株価が3%下落したことに影響を与えた可能性があるという。
Googleの売り上げは、スポンサードサーチのクリックに大きく依存している。
Googleは、ペイドクリック成長率が第4四半期の25%という前年比成長率に比べてかなり低かったが、0.9%という市場成長率を上回っていた、とJPMorganアナリストのImran Khan氏はComScoreの統計を引用してリサーチノートで述べた。ComScoreは、最新の統計を公表していないが、購読料を支払っているウォール街のアナリストには配布されている。
Yahooは、2月におけるペイドクリックの前年比成長率が5.3%で、Microsoftのペイドクリックは前年に比べて13.1%減少した、とKhan氏は報告している。
ペイドクリック率について、1月におけるGoogleの前年成長率が横ばいだったことをComScoreが発表した2月、Googleの広告販売における成長率の鈍化をウォール街が懸念し、その翌日には同社株価が8%下落している。
数日後、ComScoreは、Googleのペイドクリック率低下について、「Google自体の品質イニシアチブが、有料リスティングの数を減少させる」という結果を招き、リスティングの減少は「クリックごとに発生する売り上げの増加で相殺された」と述べた。
Nielsenは米国時間3月26日、2月の米国ウェブ検索市場におけるGoogleのシェアが58.7%に上昇したことで、1月や前年同時期に比べてわずかに増加する結果となったことを発表した。一方、Yahooは、17.6%減少したという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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