経済産業省の情報大航海プロジェクトで、RSSフィードを活用して環境とウェブ両方のエコを推し進める試み「Green RSS Japan」がスタートした。モディファイが開発したオンデマンドRSSデータベース「MODIPHI」をエンジンとして利用し、環境情報や官公庁・地方自治体などの公的情報をRSSフィード化する。
Green RSS Japanは環境問題を意識した動画のURLを収集してコンテンツとして再利用するほか、官公庁発のRSSフィードをMODIPHIベースの検索エンジンとAjaxを活用したサイトで提供する。動画収集には、チームラボが開発している動画検索閲覧サービス「サグールテレビ」のAPIを利用する。
「ウェブにもエコを」はモディファイ CEO 小川浩氏が目指してきたビジョンそのものだ。2007年末には自身のブログで「ECO2008 宣言」と題して以下のように記している。
僕は、2008年、MODIPHIを使って、HTML+RSSのハイブリッドWeb(ハイブリッドエンジンは電気+ガソリンエンジンである)の普及を目指し、少しでもWebの環境保護に貢献することを自分のミッションとして取り組んでいく。RSSを使えば、企業と個人の結びつきはよりダイレクトになり、余計なスパムが入り込むことも無くなるし、情報の伝達や取得もいっそうカンタンになる。
Webとリアル世界は既に相互干渉し合っている。だからWebの環境がクリーンになればリアルへも必ずよい影響を与えることができる。よりよいWebを目指して、その中間点としてのハイブリッドWebをまず作りあげて、少しずつでもWebを使いやすくするための運動を始めたいと思う。
Green RSS JapanがRSS化している官公庁および地方自治体、環境団体はすでに3000以上にのぼる。まだRSSに対応していない団体からの申し込みもサイトで随時受け付けている。
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