2月16日にGoogleからモバイルの検索結果の仕様変更に関するリリースが発表された。従来のGoogle モバイルでは上半分がモバイルサイトの検索結果、下半分がPCサイトの検索結果と、双方で別の検索結果を表示していた。
今回の仕様変更により、双方が混在するようになった。モバイルサイトかPCサイトを判別しやすくするために、検索結果にはそれぞれのアイコンが表示される。こうした検索結果の仕様変更は、なぜ起こったのか?
Google Japan公式ブログには理由として、“モバイルサイトは PC サイトに比べカバーしている情報の範囲が狭く、キーワードによっては有用な情報を持つサイトが結果に表示されないため”と書かれている。
たとえばGoogle モバイルで「千代田区 就職」という絞込みをかけるキーワードで検索した場合、10位中、8サイトがPCサイトで、モバイルサイトの表示は圧倒的に少ない。
クローラはページ内の文字情報を元にサイトのテーマ性を判断している。そのため、物理的に文字数の少ないモバイルサイトでは、検索結果順位をつけるに値する十分な情報量を抽出できていないことが容易に想像できる。
また、「就職」と比較して相対的に検索ニーズの低い「千代田区 就職」は、ニーズに対応したモバイル用ページが用意されていないという実情がある。
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