ヤフーは8月18日、バイラルメディア「BuzzFeed」を運営する米BuzzFeedと合弁会社「BuzzFeed Japan株式会社」を8月12日に設立、日本向けのBuzzFeedを2015年度内をめどに創刊すると発表した。
合弁会社内に日本向けのコンテンツを制作する編集部を設置し、独自報道やインターネットカルチャー、ライフスタイル記事を中心に、ソーシャルメディアで拡散されやすいコンテンツを提供する計画。コンテンツを「Yahoo!ニュース」に配信し、トラフィックの増加を見込む。BuzzFeed Japanが提供するネイティブアドなどの広告の販売権はヤフーが独占する。
合弁会社の資本金は非公開。出資比率はBuzzFeedが51%、ヤフーが49%。代表取締役には、BuzzFeedのPresidentであるグレッグ・コールマン氏と、ヤフーのマーケティングソリューションカンパニー エグゼクティブユニットマネージャーである高田徹氏が就任した。BuzzFeedが現地企業と合弁会社を設立するのは今回が初めて。
BuzzFeedは2006年設立。同社内の編集部が制作した独自ニュースやエンターテインメントコンテンツ、ビデオコンテンツを配信しており、ソーシャルメディアからの流入が多いのが特徴だ。現在、世界の月間ユーザー数は2億人以上、月間ビデオ視聴数は15億回にのぼるという。2014年8月には、シリコンバレーを拠点とするベンチャーキャピタル「Andreessen Horowitz」から5000万ドルを調達している。また、金額は明かしていないが、ソフトバンクキャピタルからの出資を初期に受け入れている。
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