ヤフーとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は6月4日、7月1日に「Yahoo!ポイント」を「Tポイント」に切り替え、「T-ID」を「Yahoo! JAPAN ID」に統一することを発表した。両社は2012年6月に戦略的資本・業務提携を締結していた。
7月以降は「Yahoo!ショッピング」や「Yahoo!ゲーム」など、ヤフーの16サービスで付与しているYahoo!ポイントがTポイントに切り替わる。そのため、ネットだけでなく「TSUTAYA」や「ファミリーマート」など、日本全国のTポイント提携店舗でポイントを貯めたり使ったりできるようになる。すでに貯まっているYahoo!ポイントは自動的にTポイントに移行される。
一方で、TSUTAYA onlineなどで使用されていたT-IDは、Yahoo! JAPAN IDに統一し、今後はYahoo! JAPAN IDのみでネット上でのTポイントサービスを利用できるようにする。すでにID連携済みのユーザーに提供している、Yahoo!ショッピング上でのYahoo!ポイントとTポイントの切り替え機能については、Tポイントへの移行直前まで利用可能だ。
ヤフーでは、CCCがTポイントプログラム運営事業を新設分割して設立した新会社Tポイント・ジャパンに対する15%の出資と、ヤフー代表取締役社長である宮坂学氏の役員派遣を4月26日付けで完了している。
また、ヤフーは2011年6月にローソンと提携しており、ECサイト「ローソン Pontaポイント モール」を経由してYahoo!ショッピングの商品を購入すると、PontaポイントやYahoo!ポイントが貯まるサービスを提供している。今回のポイント切り替えによる影響について、ヤフーは「これまでと大きな変化はない」とコメントしている。
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