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グーグルが提案する、地理空間情報の活用(3) 「地図+GPS+クラウド」でチームの動きも変わる!

使い方はシンプル・直感的

 実際の利用方法も少し紹介したい。極めてシンプルなのが特徴だ。まず外勤担当者は Google Maps Coordinate をインストールしたスマートフォンを持ち歩くだけでよい。

 一方、センター側では Google Maps を表示したWebサイト画面でチームの管理を実施する。具体的な業務が発生したら、センターの担当者はその作業を誰に割当てるかを選択する。

 まず、画面の左側のバーに「現場付近にいるスタッフ」が、距離の近い順に表示される。その対象者にジョブを作成するだけでよい。そうすると、対象者となったスタッフの手元のスマートフォンに「通知」が届く。

 そのスタッフのスマートフォンの画面には、割当てられた仕事一覧が表示されるので、新しい指示に対し、対応可能であれば「承諾」、他の顧客との商談や作業が長引いていて対応できなければ「拒否」を選択できる。この対応後、ジョブが更新される。「承諾」した場合、外勤スタッフはスマートフォンで現場への経路や交通手段を確認できるため、効率が良い。

 スタッフが現場に到着したら、Google Maps Coordinate の画面上で「チェックイン」をタップする。すると管理者側の画面に「チェックイン済み」が表示され、作業者がタスクを終えると「チェックアウト」をタップし、さらに業務完了報告のフォームを埋めて送信する。管理者側には「チェックアウト済み」と表示され、作業が完了したことが通知されるという仕組みだ。Google ハングアウト を合わせて活用すれば、スマートフォンからビデオ会議も可能。まさに外勤スタッフの効率化ツールである。

このようにスマートフォンで位置情報とタスク管理を行うことができる。もちろん業務時間外は位置情報などの通知をオフに設定可能だこのようにスマートフォンで位置情報とタスク管理を行うことができる。もちろん業務時間外は位置情報などの通知をオフに設定可能だ

 ここまでは、主に業務の効率アップに焦点を当てて解説したが、今まで見えなかったデータを視覚的に把握できることのビジネス上の意味は大きい。例えばルート配送業務などの業種では、日々の運行データを収集することで、より効率的な経営戦略も立案可能だろう。曜日や時間帯ごとにルートを最適化することで配送車が削減できたり、受注数量の拡大が見込めるかも知れない。

 本連載の第2回で紹介した Google Maps Engine と Google Maps Coordinate を連携させることで、地理空間情報と人的リソースのさらに高度なマネジメントも実現できる。Google Maps Coordinate で収集されるスタッフの位置に加え、業務に関連する近隣顧客情報や担当エリアの形状・統計データなどを、Google Maps Engine から配信されるレイヤーとして地図に重ねられるのだ。例えば災害現場に救助人員を送る場面などでは、Google Maps Coordinate があれば、今までは不可能だったような的確な指示もスタッフに出せるはずだ。

 このように地理空間情報をより活用し、経営の可視化や業務効率の向上を実現するシンプルでパワフルなソリューションこそ、Google Maps Coordinate なのである。

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特集:グーグルが提案する、地理空間情報の活用

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