セガ、ゲームセンターでの電子マネー決済システムを試行導入--本格展開も視野に

 セガ エンタテインメントは2月15日、アミューズメント施設「クラブセガ新宿西口店」のゲーム機において、SuicaやPASMOなどの交通系電子マネー決済システムの試行導入を開始した。同社では、今回の電子マネー試行導入の結果を踏まえ、2016年度内の本格展開を目標にしているという。

  • 導入される電子マネー決済端末

 試行導入の対象としているのは、クラブセガ新宿西口店に設置しているUFOキャッチャーなどのプライズゲームやビデオゲーム、カードゲーム、音楽ゲーム、プリントシール機など、キッズカードゲーム機などの一部機器を除く260台。対応している電子マネーはSuica、PASMO、Kitaca、TOICA、manaca(マナカ)、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけんの各交通系電子マネー。また、その他の電子マネーにも順次対応予定としている。

 今回の試行導入においては、セガ・インタラクティブ、ユニカ、TFペイメントサービスが共同で開発を進めている電子マネーシステムを採用。TFペイメントサービスの電子マネー決済処理をサーバー上で行うシンクライアント型のシンカクラウドを活用し、決済端末にはユニカのGame Account Unit/GAUIIIを採用。店舗内のデータの送受信は無線方式のため、店内ゲーム機の移動も容易に行うことができるという。

 アミューズメント施設における電子マネー導入については、キャッシュレス化による顧客利便性の向上、プレイ料金を1円単位で設定できる柔軟な価格設定によるゲーム価値の多様化、従業員の金銭管理業務負担の軽減をメリットとしてあげている。同社では、将来的に運営する全てのアミューズメント施設における電子マネー対応を目標にしているという。

システム全体の利用イメージ
システム全体の利用イメージ

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