キヤノンは1月29日、SNS向けに特化した新コンセプトカメラ「PowerShot N」など6製品を発表した。
今回目玉となるのは、「新しい写真に出会えるカメラ」をコンセプトとしたPowerShot Nだ。発売は4月下旬で、価格は2万9980円(ストラップとジャケット付き)。500台限定のレザーストラップセットモデルは3万2980円。いずれもオンラインショップ限定で発売される。
Wi-Fiを搭載し、SNSに投稿できるよう専用アプリ「CameraWindow」を通じてスマートフォンと連携させ、写真を簡単にアップロードできる仕組みを備える。
光学8倍ズーム(28-224mm)、有効画素数は約1210万画素(1/2.3型高感度CMOS)で、DIGIC 5を搭載する。最大の特長は「クリエイティブショット」モードで、アングル、構図、色や光などをカメラが自動で調整し、1回のシャッターで6枚の画像(オリジナル画像を含む)が提案される。
具体的には、被写体が人物かどうか、動いているか、被写体の位置などを解析。撮影時はシーン解析、撮影後は画像解析技術を用いる。さらに独自の画像処理技術と選択アルゴリズムにより、適切なぼかし処理やシューティングなど25種類に及ぶカラーフィルタをもとにした加工、画像の切り出しや回転などの処理を施すという。
ユーザーが撮影した写真をもとに、構図やアングル、色を変えることで、思いがけない写真が撮れているかもしれない。
最近のカメラは、「暗くてもキレイに撮れる」「色鮮やかに撮れる」といったところを追求してきたが、最近のSNSの浸透を背景に、PowerShot Nは「いいね」をしてもらえるような“新しい写真を撮影できるカメラ”を目指したという。
ボディもファインダーやシャッターボタンなどをなくし、極限まで小さくした。液晶モニタは2.8型で、上下90度に動くフリーアングルディスプレイを搭載。シャッターボタンはリング上にあり、画面をタッチして撮影することも可能だ。
なお、1月31日~2月3日まで、パシフィコ横浜にて開催されるカメライベント「CP+2013」のキヤノンブース内にて先行展示される。
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