ソニーは、ICレコーダーの「UX」シリーズと「BX」シリーズに新機種を発表した。
UXシリーズは、USB端子を内蔵し、PCにダイレクト接続できることが特長だ。新機種ではディスプレイを明るくし、見やすさを重視したほか、録音、再生ボタンなどに凹凸をつけ、手元を見なくても操作できるようなボタンへと改良している。
加えて新機能として「書き起こし用再生」を採用。これは録音したファイルを早送り、早戻ししながら聞きたい箇所を探したり、デジタルピッチコントロール(DPC)で速度調整したりしながら再生できるというもの。現行機では再生中早戻しボタンに触れると録音済みファイルの頭まで戻ってしまうことがあったが、書き起こし用再生機能を使えば、早戻し、早送りボタンに秒数を指定できる。
FMチューナを内蔵し、独立したFMボタンも装備。受信する際はヘッドホンがアンテナ代わりになる。ディスプレイには放送局名が表示できるほか、録音ファイルも日付、時間、放送局または周波数が含まれたファイル名が生成され、わかりやすい。
サイズは高さ102.0mm×幅36.6mm×奥行き13.9mmで、重量約58g。内蔵メモリが8Gバイトの「ICD-UX534F」(店頭想定価格:1万3000円前後)、4Gバイトの「ICD-UX533F」(同:1万円前後)、2Gバイトの「ICD-UX532」(同:8000円前後)の3機種をそろえる。
全機種とも遠くの音や小さな音もクリアに収音する「Sマイク・システム」とプロジェクタやエアコンなどのノイズを低減する「強力ノイズカット」機能を内蔵。microSD/microSDHCカードスロットも装備する。2GバイトモデルとなるUX532のみFMチューナが非搭載だ。
44.1kHz/16bitのリニアPCM、MP3録音をサポートし、リニアPCM/MP3/WMA/AACの再生が可能。単4乾電池1本で駆動し、PCにUSB接続すれば、充電にも対応する。
UX534F/UX533Fはシルバー、ピンク、シャンパンゴールド、ブラック、ブルーの5色を用意。UX532にはシルバー、ピンクの2色展開となる。UX534Fのみ、密閉型イヤホンが付属するほか、ピンクモデルのみホワイトカラーのイヤホンが同梱される。
BXシリーズの「ICD-BX332」は、2Gバイトの内蔵メモリとメモリースティックマイクロ/microSD/microSDHCカードスロットを備えたエントリーモデルだ。今回から新たにUSB端子を設け、PCとの接続を実現。単4乾電池2本で駆動し、最大約96時間の連続録音に対応する。
サイズは高さ114.0mm×幅37.5mm×奥行き20.9mmで、重量約74g。モノラルマイクを内蔵し、MP3ファイルでの録音、再生が可能だ。店頭想定価格は6000円前後になる。
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