ソニー、“録り逃さない”BDレコーダー5機種を発表--スカパー!HD内蔵機も

 ソニーは8月23日、Blu-ray Discレコーダーに5機種の新製品を追加した。全機種で3DとBDXLに対応するほか、トリプルチューナモデルやスカパー!HDチューナ内蔵機、外付けHDD対応機などをそろえる。

 新製品は、番組の「録り逃し対策」をキーワードに開発されたもの。全機種で高速起動をサポートしたほか、ウェブアプリ「Gガイド.テレビ王国CHAN-TORU」に対応し、外出先でも番組の録画予約ができる。

 「BDZ-AX2700T/AT970T/AT950W/SKP75」では、USB HDDを接続してのHDDの増設が可能。AX2700T/AT970T/SKP75/AT770Tでは3番組同時録画も実現し、3番組同時録画での長時間モードに対応するほか、同時録画中の追いかけ再生、Blu-ray Discソフトの視聴、Blu-ray Discへの高速ダビングなどの同時操作もできる。

 最上位機となるAX2700Tは、2テラバイトのHDDと地上、BS、110度CSデジタルチューナを3基搭載した。3D映像の自然な立体感、質感の向上を図る「3Dエンハンス」と、3D映像向けに進化した「新コントラストリマスター」を採用。3D映像にメリハリをつけ高画質に再現するとしている。

 音質では、接続したテレビスピーカから7.1chバーチャルサラウンドを再生するバーチャルサラウンド機能を内蔵。「S-Forceフロントサラウンド3D」機能も備え、音の奥行き感も表現するという。発売は10月8日。店頭想定価格は23万円前後になる。

  • 「BDZ-AX2700T」

  • BDZ-AX2700Tのリモコン。下部にヘッドホン音量ボタンを設けた

  • BDZ-AX2700Tは天面に電源ボタンとディスクトレイの開閉ボタンを設置

 AT970Tは、1テラバイトHDDを内蔵したトリプルチューナモデルだ。発売は10月8日。店頭想定価格は13万円前後になる。

 SKP75は、スカパー!HDチューナを内蔵したモデルになる。内蔵HDD容量は500Gバイト。スカパー!HDチューナのほか、地上、BS、110度CSデジタルチューナを2基備え、スカパー!HDを含む3番組同時録画に対応する。

 スカパー!HD放送録画時には、シリーズものの二度録りを回避する専用アルゴリズムを搭載。リピート放送の多いスカパー!HD内で、同じ話数を二度録りすることなくシリーズ録画できるほか、1話目を途中から録画した場合は、1話目の再放送を探し出して録画する。

 従来スカパー!HD録画は、LAN接続による連動の形で対応していたが、番組表が統一できない、毎週録画に対応しないなどのデメリットが生じていた。今回内蔵チューナタイプにすることで、通常の番組放送同様の使い勝手を実現したとしている。発売は10月22日。店頭想定価格は11万円前後になる。

  • 「BDZ-AT970T」

  • 「BDZ-SKP75」

  • BDZ-SKP75のリモコンにはスカパー!HDを装備

 AT950Wは、1テラバイトのHDDに地上、BS、110度CSデジタルチューナを2基備えた。2番組同時録画に対応する。発売は10月8日。店頭想定価格は12万円前後になる。

 AT770Tは、500GバイトのHDDと地上、BS、110度CSデジタルチューナを3基搭載した。発売は10月8日。店頭想定価格は10万円前後になる。

 いずれもUSB無線LANアダプタに対応し、アクトビラやTSUTAYA TVなどの利用や、ほかの部屋から録画番組を視聴する「ルームリンク」の使用が可能。AVCHDの拡張規格である「AVCHD Ver.2.0」も取り扱えるため、ビデオカメラやデジタルカメラで撮影した映像や静止画をHDDやBlu-ray Discに取り込める。

  • 「BDZ-AT950W」

  • 「BDZ-AT770T」

  • 背面に無線LAN専用端子を装備。USB HDD対応機はHDD専用端子も備える

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