録画テレビの拡販で外付けHDD販売が前年比1.4倍へ--GfK調べ

 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfKジャパン)は、2010年度の外付けHDD販売動向を発表した。HDD録画対応のテレビ(HDD対応テレビ)販売の拡大を受け、販売数量は前年比で43%増となった。

  • HDD対応テレビの数量構成比と外付けHDDの数量推移

 GfKジャパンではこの背景を「テレビ録画機器として外付けHDD市場は急速に拡大している。外付けHDDは容量が大きくデジタル放送を画質を落とさずに録画、保存することが可能。さらに、接続・録画時の利便性も高く、コンパクトで場所を取らない」と分析。またBlu-ray Discレコーダーなどの録画機器と比較して費用を抑えられることも需要増の要因、としている。

 HDD対応テレビは、2010年度に数量が前年比2.8倍を記録し需要が急増した。薄型テレビ市場における構成比は10%前半で推移していたが、10~12月期には17%程度へと伸長。同時期に外付けHDDの需要も押し上げられたとしている。また、外付けHDDの平均価格も1テラバイトで、約1万3300円から約7700円と2年間で半分程度となっており、今後も大容量化、低価格化は継続すると考えられる。

 2011年4月のテレビ販売では4台に1台が外付けHDD対応テレビとなっており、GfKジャパンでは今後外付けHDD市場はより一層の拡大が見込まれているとしている。

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