インターネットテレビへ進化した新「ブラビア」--Facebookにも対応へ

 ソニーは3月16日、液晶テレビ「ブラビア」に、4シリーズ8機種の新製品を発表した。全機種3D再生に対応したほか、テレビ画面上からFacebook、動画配信サービスの「Qriocity」などのネットサービスが利用できる。発売は4月下旬。

 発表されたのはHX920/HX820/HX720/NX720の4シリーズで、40V型~55V型。いずれも3Dシンクロトランスミッタを内蔵し、専用メガネを買い足すことで3D視聴に対応する。

 独自のネットサービス「アプリキャスト」には、Facebook、ニコニコ実況に加え、テレビで見た気になる情報がいつでもチェックできる「ポケットチャンネル」という3つの新アプリを用意。ネット上の動画、静止画コンテンツが視聴できる「<ブラビア>ネットチャンネル」では、新たに3Dコンテンツも配信する「Video On Demand powered by Qriocity」に対応する。

 搭載チューナは地上、BS、110度CSデジタルチューナを1基と地上アナログチューナを1基。外付けHDDによる番組録画も可能だ。HX920/HX820/NX720シリーズでは、本体に無線LANを内蔵。HX720シリーズは、別売のUSB無線アダプタ「UWA-BR100」を接続することでWi-Fi接続ができる。

 HX920/HX820/HX720の上位3シリーズでは、ハイビジョンコンテンツからネット動画のような低ビットレート映像まで、高画質化する「X-Reality PRO」を搭載。データベース型複数枚超解像技術を取り入れることで、映像本来が持っているディテールを高画質で再現するとしている。

 また全シリーズに、独自の4倍速技術と液晶パネル上で書き換えを制御する「タイミングコントローラー」の開発により、3D映像再生時のクロストークを大幅に低減することに成功したという。

 バックライトはいずれもLEDを採用しているが、最上位シリーズであるHX920のみ、直下型で部分駆動が可能な「インテリジェントピークLED」を搭載。バックライト消灯時の電力を、点灯時に上乗せ発光することで、より明るい3D映像が表示ができるという。それ以外の機種ではエッジ型LEDを採用する。

  • HX920シリーズ

HX920シリーズ

  • KDL-55HX920(55V型、店頭想定価格:43万円前後)
  • KDL-46HX920(46V型、店頭想定価格:35万円前後)

HX820シリーズ

  • KDL-55HX820(55V型、店頭想定価格:37万円前後)
  • KDL-46HX820(46V型、店頭想定価格:29万円前後)
  • HX720シリーズ

HX720シリーズ

  • KDL-46HX720(46V型、店頭想定価格:27万円前後)
  • KDL-40HX720(40V型、店頭想定価格:21万円前後)

NX720シリーズ

  • KDL-46NX720(46V型、店頭想定価格:27万円前後)
  • KDL-40NX720(40V型、店頭想定価格:21万円前後)
  • TDG-BR250

 合わせて、3Dメガネ「TDG-BR250」(店頭想定価格:1万2000円前後)も発表された。充電池が内蔵されており、付属のUSBケーブルで充電できることが特徴だ。3分の急速充電で約3時間、30分のフル充電で約30時間の使用ができるとのこと。重量も59gへと軽量化された。ボディカラーはブラックとホワイトの2色をそろえる。

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