本機は、日立GST社製の500Gバイト HDDを2基搭載することで、1Tバイトの超大容量を実現している。同社のHDDは、停電などの緊急時に記録ヘッドを緊急避難させる安全機構や、連続したAVデータの記録に対応した録画コマンドなど、家電用途にも対応した設計を採用している。
1TバイトのHDDというと「そんな超大容量は使い切れない」と思う人もいるだろうが、ハイビジョン録画は容量を必要とするため、1Tバイトのハイビジョン録画を、アナログ機のSP(標準)モード録画に換算すると約230Gバイトになる。つまり、ひどく持て余す容量ではないのである。地デジの連続ドラマを録り貯めたい、といった用途では、むしろ必須の容量といってもいいだろう。
DVDマルチドライブの仕様は前モデルと同じで、DVD-R/-RW/RAM 録画が可能で、デジタル放送をムーブ(移動)できるDVD-R VR(CPRM)録画にも対応する。欲を言えばDL(二層)メディアにも対応してほしかった。 デジタル端子は、HDMI出力のほか、i.LINK(TS)端子を2系統装備。前モデルではi.LINK出力のみだったが、本機では同社薄型テレビWoooからのムーブ録画に対応するため、i.LINK入力にも対応している。
なお、前モデルにあったTSX録画(デジタル放送録画と同時にDVDダビング用のデータも作る)モードは非採用となっている。この機能は、同じ番組をHDD&DVDでダブル録画することで代用できるので、実用上の機能ダウンにはならないだろう。
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