先日、ふとしたことから映画「チャーリーとチョコレート工場」のオリジナル(英語)プロモーションサイトにアクセスしようとしていたときのこと。ブラウザ(MacのSafari)にブックマークしていなかったので、検索窓から「Charlie and the chocolate factory」とグーグルってみたところ、返ってきた検索結果のページのトップに、ちょっと見慣れぬアイコン付きで、以下のような記述が並んでいるのを見つけました。
Charlie and the Chocolate Factory
1hr 46min - Rated PG - Family/SciFi/Fantasy - 49 reviews:
このリンクをクリックしてみると、映画作品についてのレビュー記事をまとめたディレクトリページ(各記事の見出しとサマリ)が現れました・・・いったん知ってしまうと十分「想定内」な機能ですが、その時には「いつの間にか、こんなことも始めていたんだな」といささか驚きました。
ページ左下に「あなたの近くにある劇場をさがそう("Find theaters near you")」という検索窓があり、このリンクを進んでいくと、各劇場と作品の上映時間を示すリストが並びます(各劇場の情報は当然ながらGoogle Mapsと連動しています)。しかも「ロケーションを記録("Remember this location")」というチェックボックスまであるところからすると、いずれは映画チケットの販売につながるトランザクションから手数料をとる意図なのでしょうか(たしかに、出先で人と会って、「ちょっと映画でも観ようか」というような時に、携帯電話からこの検索機能が使えれば、とても便利なことでしょう)
ちなみに、サイト全体のトップにある検索欄に「movie」と打ち込んでみても、やはり結果ページのトップにはこの映画関連DBにつながるリンクが並びます。ただし、一番上に来ているのは、「サンフランシスコ近辺での上映時間("Showtimes for San Francisco, CA")」という見出しで、これは上記のロケーション欄に試しにSan Franciscoを入れていたためと思われます。また、日本語版ページから同じ検索を行ってみましたが、まだこの機能は実装されていないようです。
あるいは、これはかなり以前から実装されていた機能かもしれませんが、いづれにしても300年かけて世界中の情報のインデックス化を行う--つまり、情報の流通に介在しようとするグーグルの取り組みが着実に進められていることを印象づけられた出来事でした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス