進化を続ける中国のトンデモケータイ、最近は機能がどんどん豊富になった「ハイエンドトンデモケータイ」と呼べそうな製品が増えている。まぁ見た目で勝負するか機能で勝負するかくらいしか競争しようがなくなってきているのが最近の実情なのだろう。一部にはスマートフォンのトンデモケータイ版も出てきており、トンデモケータイ用のトンデモアプリストアなんてのが出てくるのも時間の問題かもしれない。
てなことで今回は機能のない、思いっきりシンプルなケータイを紹介しよう。機能は必要最小限、しかし思いっきり小型化して手のひらの中にすっぽりと納まるサイズにした「ちびケータイ」である。まぁ日本でも超小型のケータイが発売されたことがあるが、中国のちびケータイは機能がないだけあって価格もリーズナブル。なんとわずか2000円で買えちゃうのだ。しかしさすがの中国人もこんなケータイは見向きもしないのか、トンデモケータイ売り場で買おうとしたら「他のケータイのほうがいいよ」と店員に言われてしまう始末だった。まぁそう言われちゃうと逆に買いたくなっちゃうのが筆者の性格なんだけどね。
ちなみにこの手のトンデモケータイ屋の店員さんは親切な人が多い。自分の店で売っている商品ながらも「こっちにしとけ」、などと的確なアドバイスをくれたりするのだ。もっとも薦められた商品が実は売れ残り、なんてこともよくあることなので注意は必要。すべて信用してはいけないのである(笑)。時間がなく早く帰りたいのに「まぁお茶でも飲んでけ」なんていわれることもあるくらいで、意外といい人が多い。でもこっちが日本人と知ると「日本にはこんなのないだろ!」と店員さんに自慢されることもあるのだが、えーとそもそも、こんなクオリティー低い製品やらトンデモナイケータイは日本じゃ売れないってことまでは気がついていないみたいだ(笑)。
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