このODIN 99は他社のケータイにはない高度な機能も備えている。まずはカメラ。本体前面を見るとわかるように、右上部分にもカメラが備わっている。すなわち背面と前面のデュアルカメラ搭載なのだ。W-CDMAケータイは前面にTV電話用カメラを備えているものが多いが、大手メーカー品でも通常前面カメラはVGA画質。ところがODIN 99は前面も背面もどちらも画質はメガピクセル。すなわち前でも後ろでも高画質な写真を撮影することができるのだ。
また本体の左右側面の上部を見てみると、「A」「B」という刻印とともにゴムカバーがある。これ、なんとデュアルメモリスロットなのだ。左側がメモリカードA、右側がメモリカードBとなり、2枚のmicorSDカードを利用できる。音楽やビデオを大量に保存しておくこともできそうだ。ただし同時利用は不可で切り替えて利用するのがちょっと残念。
メーカーのODIN(奥丁)はもちろんマイナーなメーカーである。同社は他にも多数のケータイを製造しているが、弱小メーカーゆえに大手メーカーそっくりなコピー系デザインの製品もあるようだ。しかしこうやって特殊な機能を搭載した製品を開発しながら、真剣に他社との差別化も模索しているわけだ。今回のように「仏教」にターゲットを絞ったケータイだって、大手メーカーは出せない、まさしくトンデモケータイメーカーならではの製品であるわけだ。
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