では電源を投入してみよう。当然というか期待通りというか、電源投入後は御仏が現れながら、お祈りを歌う音楽が流れる。電源を入れるだけで気持ちが引き締められるかのようだ。このオープニングはもちろん動画を撮ったのでそちらで見ていただくことにしよう!
そして壁紙やメニュー画面、着メロなどももちろん仏教をイメージさせるものがプリインストールされている。見た目だけではなく中身もきちんと作りこまれているのだ。特にメニューアイコンのフォルダ1つ1つにも図柄が書き込まれているなど、細かいところまでいい仕事をしている。
基本的な機能はタッチパネルディスプレイ&手書き対応、音楽や動画再生対応など。SIMカードは1枚のみ対応、アナログTVチューナーは非搭載など一般的なトンデモケータイよりやや機能が省かれている。とはいえこれでTVを見ようと思う人は少ないだろう。
ところで中国トンデモケータイはMPEG4の動画再生が標準的であり、買ってみるとショートムービーやら映画の予告編やら、ちょっとしたアニメーションなどが最初から入れられていることが多い。ただし著作権的に問題あるものが入っていることがほとんどだ。このODIN 99にも動画が2本プリインストール済みで、やっぱりその手のおおっぴらにできないものなんだろうかと思ったのだが、再生して驚いた!
2本のうち1本はおそらく中国国内で深夜に流されているケータイのTV-CMそのものっぽい。でもCMをそのまま入れちゃうなんて、これはこれで特徴がわかりやすくてよいかもしれない。そしてもう1本のムービーは本体の紹介。簡単な使い方が動画で説明されるのだ。これもいいアイデアで、説明書を読まなくても動画を見るだけで使い方がだいたいわかる有用なものだ。このあたりは他のメーカーもぜひ真似して欲しいところである。
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